助成金の実績

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SEE Turtles(Billion Baby Turtles 2019年~

タイマイの個体数回復のため、ジャワ海のキマール島のタイマイを保全します。現地の人を雇用し、砂浜のパトロールを行うことで卵の盗掘を減らし、また産卵データを集めます。ふ化後に産卵巣の調査をおこなうことで、保全成果の確認(海に帰した稚ガメ数の確認)とふ化できなかった原因を究明します。
毎年20,000~40,000匹の赤ちゃんウミガメを盗掘から守り、海に帰しています。

地球環境基金 2022年~

【小笠原産アオウミガメの保全を目的とした伊豆諸島における調査研究の協力体制の構築と、調査および情報収集による繁殖地以外での同種の脅威状況把握】

伊豆諸島には日本全国で発見されていない成長段階の個体も生息している可能性が示唆されていますが、遺伝的な由来を含めウミガメの基礎調査がなされていない地域です。また、伊豆諸島近海ではウミガメの体内外に腫瘍をつくるフィブロパピロマに感染していると思われる痩せた個体が多く目撃されています。アオウミガメは繁殖可能になるまで30年程時間がかかり、かつ幼体の死亡率が高い動物であるため、今後の繁殖を担える可能性の高い亜成体の生息域や生息環境、個体の健康状態を調査し把握することは今後のアオウミガメ個体群の維持を模索する上で必須です。そのため、①伊豆諸島に生息するアオウミガメの遺伝的調査②伊豆諸島に生息するアオウミガメの健康状態の把握③伊豆諸島の島民や漁業関係者と円滑な情報のやりとりができる関係の構築の3点を本調査研究の柱として掲げ、活動を行っています。

一般社団法人セブン-イレブン記念財団 環境市民活動助成 2023年~

【小笠原諸島における長期的なアオウミガメ調査保全の実施と市民参加の奨励】

ウミガメの繁殖開始年齢は40 歳とも推定されており、保全のためには長期間のモニタリング調査による個体数変動の観察と環境変化に伴った適切な保全策が求められます。団体SNSでの発信や小笠原島内でのチラシの配布などを通して、島内外問わず市民の調査保全活動への参加を促す。野生生物保全について教養と知識を深める機会を提供し、将来に渡ってウミガメを守るため、次世代へつながる市民参加型の事業拡大を目指します。

JAC環境動物保護財団 2023年度

【小笠原周辺海域におけるザトウクジラの基礎調査と普及啓発から未来につながる野生動物保全活動のモデルを目指す】

小笠原近海に来遊するザトウクジラの個体数の実情を把握するための調査を持続的に実施できるような土台作りを目指します。また、啓蒙活動や市民を巻き込んだイベントや調査の実施を通して、社会の野生生物保全の意識を高めることに貢献し、地球規模の課題とされる生物多様性を未来まで残す取り組みのひとつとして、ネイチャーポジティブに寄与します。

◆TOTO水環境基金 2023年度~

【ウミガメ類の人工物の誤食状況の実態調査および海洋環境汚染問題の実体験を提供】

絶滅危惧種であるウミガメを保全するためには、ウミガメの脅威の把握が必須と考えています。その脅威の一つとして海洋ゴミの誤食および絡まりによる影響が懸念されています。未解明の部分が多い海洋ゴミ問題について、小笠原のアオウミガメの誤食状況を正確に把握し、体験型のイベントを実施することでより多くの方々に実体験として知っていただくことを目指しています。

助成金の実績

2002年度 大成建設(800,000円)。2003年度 トヨタ財団(1,500,000円)・環境事業団(2,700,000円)。2004年度 環境再生保全機構(3,200,000円)。2005年度 横浜市市民活動推進助成(271,320円)。2006年度 セブン‐イレブンみどりの基金(886,355円)。2007年度 環境再生保全機構(4,300,000円)。2008年度 三井物産環境基金(2,150,000円)。2009年度 三井物産環境基金(4,500,000円)。2010年度 米国WPRFMC助成金(4,039,420円)。2010年度 三井物産環境基金(4,700,000円)。2010年度 小笠原村地域力向上事業助成金(700,000円)。2011年度 日本財団助成金(10,400,000円)。2011年度 米国WPRFMC助成金(2,119,600円)。2011年度 三井物産環境基金(2,350,000円)。2012~2014年度 地球環境基金(7,123,000円)。2012年~2017年度 イオン環境基金(9,013,000円)。2013年度 NTTドコモ助成金(500,000円)。2013年度 島嶼振興公社助成金(964,000円)。2014年~2016年度 三井物産環境基金助成金(4,795,000円)。2017~2019年度 地球環境日本基金(4,690,000円)。2018~2019年 美ら海財団(800,000円)。2019年 笹川科学研究助成金(職員個人での採択)。2019~2021年度 地球環境基金(8,701,000円)。2020~2022年度 三井物産環境基金助成(13,000,000円)、地球環境日本基金(4,000,000円)。2021~2022年度 イオン環境財団(2,290,000円)。

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