トカゲが多い島、キマル島の近況報告2022

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インドネシアの現地から、先日調査訪問した時の出張レポートが届きました!

Kimar島での出張報告

調査期間:約2週間ほど
調査内容:
・保護したウミガメ卵のふ化状況の調査 
・島での保護状況や活動状況の現地視察
・写真撮影(報告および記録用)
調査担当:
・インドネシアウミガメ研究センターYPLIの調査員 1名
・島に常駐している監視員や、周辺に住むその家族や友人 4-5名(調査補助)

▼現地の状況

日頃の監視の状況はとても良いです。オオトカゲによる卵の食害がまだ見られています。

▼最近の困りごと

・人間による卵の盗掘が目立っています。新しい産卵だけでなく、巣番号札をつけた卵も取られています。島内に4つある海岸のうち、西と東の海岸からの盗掘が目立っています。

 

老朽化によって住んでいる小屋のブリキ屋根に穴が開いてしまい、雨漏りします。小屋は木でできていて、壁や床が傷みやすくなってしまっています。

▼今後、
盗掘を減らすための対策を立てるのと、屋根の件は資金が厳しいので全体的なバランスを見ながら現地パートナー団体の職員と議論して、解決策について詰めていきたいと思います。

※SEE TurtlesのBillion Baby Turtles助成金を得て活動しています

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