【人材育成】インドネシア・ウミガメシンポジウム

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6月14-15日にインドネシアでウミガメシンポジウムが開催されました。
ウミガメの研究、調査や情報共有する機会として、世界や日本では毎年このようなシンポジウムが開催されていますが、インドネシアではこれが2回目か3回目程度だそうで非常に珍しい機会でした。

ところで、現在ELNAでは助成をいただき、ELNAが保持するウミガメ保全の知見を他地域へ還元する事業をおこなっています。今回のシンポジウムには、インドネシア国内でウミガメ保護や研究をしている人たちが集まるまたとないチャンスです!インドネシアで個体数回復に成功しているタイマイ保全活動の手法を広く共有するため、急遽ELNAと現地パートナー団体インドネシアウミガメ研究センター(YPLI)で発表参加することにしました。

YPLIスタッフ総出で参加!

しかし日本から渡航する資金は無いので、ELNAからはプレゼンや発表要旨の作成を主導し、YPLIの代表であるGunawan氏には発表を、そしてほかのスタッフには色々宿題をもって参加いただきました。

そして発表の結果、バリの大学のウミガメ研究の教授や海洋漁業省の方、WWFの方などから発表についてコメントや質問をいただいたそうで、特に活動地のセガマ・ブサール島が大きく数を増やしていることや非常に大きなタイマイ生息地に成長していることに驚かれていたそうです。

いくつかの分科会に分かれて発表が行われたため、全員に聞いていただくことはかないませんでしたが、反響もあり、新しい関係者と交流を深める機会となったようです。

<おまけ>

現在共同研究者を進めているタイマイDNA研究の発表も、筆頭執筆予定のインドネシア研究者から発表しました

*本活動は地球環境日本基金の助成を得て実施しました

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