2026年5月、ELNAの現地調査員がインドネシア・ペセムット島を訪れ、約2週間にわたるウミガメの産卵調査と保全活動を行いました。
皆さまからのご支援によって継続できているこの活動では、現地スタッフと協力しながら、ウミガメたちが安心して産卵できる環境を守るための調査を実施しています。
今回の調査では、
✔ ふ化が終了した産卵巣を掘り返し、どれくらいの子ガメが無事にふ化できたのかを確認
✔ アオウミガメの親個体へのタグ付けおよび、サンプル採取
✔ 盗掘された巣の捜索
を行いました。
調査を通じて、今後の保全活動に向けた新たな課題も見えてきました。
現在も続く問題と新たな問題
ペセムット島では、残念ながら現在もウミガメの卵の盗掘が発生しております。現地をよく知る身近な関係者が関わっている可能性も指摘されており保全活動の大きな課題となっています。
また現地の市場でも依然としてウミガメの卵の販売がされており、盗掘された卵が流通してる可能性も懸念されています。
さらに、異常気象の影響により、産卵場の大部分が波によって浸食されました。
海岸が削られることで、ウミガメが産卵する場所そのものが失われたり、すでに産み落とされた産卵巣が波の影響を受けたりする可能性があります。これは今後の産卵環境に大きく影響する懸念点です。現地では、巣に影響がでている他、ココナッツの木、パンダン、ケタパン、ワル、ロゴロゴ、ババコアンの木が被害にあってます。
改善すべき点
ウミガメの卵の盗掘が続いていることを受けて、YPLIでは、ペセムット島での盗掘を防止するために、盗掘が確認された場合の対応やルールを定めた規則または覚書を策定を進めています。この結果がどの程度現れているか、次回訪問時に確認する予定です。
活動成果
・巣の掘り返し調査では、アオウミガメとタイマイの巣を合わせて約700個確認した。
・4頭のウミガメにタグ付けを行い、サンプル採取を行った。
・未孵化の卵を含む巣が発見された。
・覚書の締結の合意
ELNAは今後も現地スタッフや関係機関と協力しながら、ペセムット島のウミガメとその産卵地を守るための活動を続けてまいります。
この活動はBillion Baby Turtles助成金、およびタイマイサポーターの皆様からのご寄付により実施しました。
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